Autodesk® CALS Toolsの特徴
Autodesk CALS Toolsは、AutoCAD LT Civil SuiteにAutoCAD LTとともに同梱されるSXF出力ツールです。
ビッグバンが提供する専用オプションによって豊富な工種に対応し、さらに様々な機能がパワーアップします。
Autodesk CALS Tools 2010は、オートデスク株式会社から発売されている電子納品用SXFハイパーコンバーターです。OCF(オープンCAD評議会)検定CC2に合格しているソフトで、ビッグバンが販売する専用オプションを追加する事により、各官公庁の電子納品への対応や、道路工事における電子納品の完成平面図作成などの機能をフルに利用する事が可能になります。
Autodesk CALS Toolsの標準機能について
Autodesk CALS Toolsの標準機能について
- DWG2010形式入出力
- JW_CADデータ読み込み
- SXF Ver. 3.1対応
- レイヤ自動振り分け機能
- CAD製図基準チェック機能
- 自動修正機能
- 一括変換
- ビューポート/レイアウトのフリーズ設定の対応
- 重複線、ショートベクトルの確認
Autodesk CALS Toolsの専用オプションおよび追加機能
専用テンプレート追加による可能な操作
- 追加された・省庁、工種、図面種へのレイヤ振り分けや、基準(案)のチェック、自動修正が行えます。
- ユーザーテンプレート作成時に追加されたテンプレートを参照することができます。
Autodesk CALS Tools 専用SXF図面エディタを追加した場合
- SXF図面の作成、編集にかかわるCADのフル機能が搭載されます。
- OCF検定CC3合格 (認証番号11308010139)
Autodesk CALS Tools 専用ラスタ編集システム※SXF図面エディタが必要です
- ラスタの追加、削除、切り取り、修正等の機能が搭載されます。
- ラスタ、ベクタ変換、登録が可能になります。
Autodesk CALS Tools 専用土木図面作成システム※SXF図面エディタが必要です
- 土木専用コマンドが追加されます。
- 測量データ(SIMA、CSV形式)読込み機能。
- トラバース、逆トラバース計算機能。
- 座標確認機能。
- 簡易断面作成機能。
- 面積計算機能。
- 土木図形作成機能。
- 土木ハッチング(砂や岩など)機能。
- 法面記号作図機能。
- 土量計算、集計機能。
Autodesk CALS Tools 専用完成平面図作成支援システム
- 道路工事完成図等作成要領に基づいた完成平面図データの作成が行えます。
※30地物情報の属性入力(付加) ※データ確認機能 ※図面チェック機能
※自動修正機能 ※座標系の設定 ※完成平面図作成時に最低限必要な図面編集機能、他
OCF検定「道路基盤地図情報交換属性セット対応検定」合格 (認証番号15308010143)
Autodesk CALS Toolsの専用オプションおよび追加機能の販売について
株式会社ビッグバンでは、Autodesk CALS Toolsに対応した「工種テンプレート」とAutodesk CALS Tools専用オプションを販売いたします。
製品のカタログはこちらからご覧いただけます。
Autodesk CALS Tools 2010 専用オプションカタログ
テンプレート
Autodesk CALS Tools でレイヤ振り分け・図面チェックを行うには、別途テンプレートが必要となります。※ 国土交通省道路設計は標準装備
テンプレートとは、基準案に則したレイヤ名、線色、線種、線幅が設定してあるデータベースのことを言います。
工事の内容に応じて導入します。
- 工種テンプレートA ― 国土交通省
- 地下構造物設計、橋梁設計、砂防構造物設計、地質、地下駐車場設計、
河川構造物、ダム本体構造設計、トンネル設計、海岸構造設計、都市施設設計
- 工種テンプレートB ― 機械設備
- 水門設備、揚排水ポンプ設備等
- 工種テンプレートC ― 港湾
- 港湾構造物設計
- 工種テンプレートD ― 農水省
- 頭首工・ポンプ場実施設計、排水路実施設計、農道橋実施設計、
ため池改修実施設計、用水路(開水路)実施設計、
パイプライン実施設計、ほ場整備実施設計、水路トンネル実施設計、
農道実施設計、地すべり実施設計
- 工種テンプレートE ― NEXCO
- 各項目共通、舗装設計、橋梁上部設計、造園設計、道路設計、
橋梁設計、トンネル設計、連絡等休息施設設計、橋梁下部設計、標識設計
- 工種テンプレートF ― 下水道事業団
-
共通、土木、建築、建築機械設備、建築電気設備、機械設備、電気設備、
下水道基本構想、公共下水道全体計画、下水道法事業認可設計、都市計画決定、都市計画事業認可
専用オプション
道路工事における電子納品の完成平面図作成を強力に支援します。
- SXF図面エディタ
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このオプションを導入すると、図面編集機能が装備されます。Autodesk CALS Tools 上で図形の編集・新規作図が可能となります。
DWG図面をAutodesk CALS Tools に読み込んだ後、図面の編集(線の追加、削除、文字の追加・修正等)をする場合がしばしば発生します。
修正する場合は一旦DWGへ上書き保存後、AutoCAD LTへ再度読み込ませて修正を行います。
この操作を何度も繰り返すのですが、次第に煩わしく感じてきます。
本オプションを利用することで、この煩雑な作業を減少させ、納品図面完成までの時間を短縮することが可能となります。 -
- OCF検定、CC3を取得
"OCF:一般社団法人オープンCADフォーマット評議会。CALS/ECを推進する上で、CADデータの高度利用に関しての調査・研究・実装などを行う。
CADデータのSXFへの準拠性を検定している。" - タブ切り替え方式による、わかりやすい操作体系
画面上部に設置されるタブを切り替えることで、作図・編集用のコマンドが表示されます。
タブ・コマンドボタンともに日本語表示なので、マニュアルを閲覧することなく、直感的に操作が可能です。 - 拡張グリップ
要素を選択すると、関連するコマンドを自動表示します。 - 重複図形、ショートベクトル
画面中の重複図形、ショートベクトルを確認できます。また、重複図形は一括削除が可能です。これによりデータ量を軽くすることができます。 - 縦横異縮尺
縦方向・横方向それぞれ異なる縮尺が設定できます。
また、数学座標系、測地座標系も選択できます。
- OCF検定、CC3を取得
- ラスタ編集システム
- AutoCAD LTでは不可能なラスタデータに対しての様々な修正・加工が可能となります。※別途 " SXF図面エディタ " が必要です。
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- ラスタスナップ
ラスタデータの端点・交点・線上点を自動認識します。 - ラスタ-ベクタ変換
ラスタデータをベクタデータに変換します。 - ベクタ-ラスタ変換
ベクタデータをラスタデータに変換します。 - 擦り付け
複数のラスタデータを1枚のラスタデータへと合成します。
SXF Ver.2はラスタデータ1枚のみ保存となっています。Ver.2でデータ交換する場合利用します。 - 閉領域塗り
データ色で囲まれた領域を自動認識して、ワンクリックで塗ることができます。 - 補正
ラスタデータのゆがみを修正します。 - トレース
選択したデータ色に対して、ベクタデータをトレースします。 - 画像読込み
tif(ラスタ)データの他に、bmp、jpeg、pngデータが読込可能です。 - その他
ゴミ取り・穴埋め、作図等。
- ラスタスナップ
- 土木図面作成システム
- 土木施工図面の作図を容易にするオプションです。
※別途 " SXF図面エディタ " が必要です。 -
- トラバース・逆トラバース
- SIMAデータ読込
- 土量計算
土量計算から集計表を作成。 - 面積計算
座標・三斜・ヘロン。 - 法面記号
- 土木図形
水位記号、地表面記号等を簡単に作図。 - 土木ハッチング
砕石、コンクリート等の土木用図形を簡単にハッチング。 - その他
座標一覧、簡易断面他。
- 完成平面図作成支援システム
- 「道路工事完成図等作成要領(以下 "要領")」に則した完成平面図の作成が可能となります。
この要領は道路の維持管理を利活用するため、該当する電子情報を施工段階で図面に付与することを目的に策定されました。
要領では30地物への属性付与方法、レイヤ名、作図方法など完成平面図の作成方法がこと細かく規定されています。
このオプションを導入すれば、簡単に完成平面図を作図することが可能です。
OCF検定、「道路基盤地図情報交換属性セット対応検定」に合格。 -
- 属性付与機能
測点、距離標、道路中心線、車道部等要領に定められた30地物に対し簡単に属性を付与。 - チェック機能
面、線、点が要領に則して作図されているか、属性情報が要領に則して付与されているか等をチェックします。
不都合箇所は可能な限り自動修正を行います。 - 図形編集機能
線分の折れ線化(要領上、スプライン、クロソイド、楕円弧は折れ線とします)。
面の形状修正(隣接した面どうしは接合箇所を一致させます)。
- 属性付与機能
その他
- 年間保守契約
- テンプレート
- CAD製図基準(案)変更によるテンプレート無償提供
- Autodesk CALS Tools バージョンアップに伴うテンプレート無償提供
- テンプレート以外のオプション
- サポート専用フリーダイアル
- 最新版へのシステムアップ
- 最新リビジョンへの更新
- リモートコントロールソフトによる遠隔操作サポート
※ Autodesk、AutoCAD LTは、米国および、またはその他の国における Autodesk, Inc. の登録商標または商標です。その他のブランド名、製品名、商標は、該当する各社に帰属します。