Autodesk® CALS Toolsの特徴
Autodesk CALS Toolsは、Autodesk AutoCAD用のSXF出力ツールです。
ビッグバンが提供する専用オプションによって豊富な工種に対応し、さらに様々な機能がパワーアップします。
Autodesk CALS Tools 2025は、オートデスク株式会社から発売されている電子納品用SXFハイパーコンバーターです。
OCF(オープンCAD評議会)ビューア/SXF総合に合格しているソフトで、ビッグバンが販売する専用オプションを追加する事により、各官公庁の電子納品への対応や、道路工事における電子納品の完成平面図作成などの機能をフルに利用する事が可能になります。
Autodesk CALS Toolsの標準機能について
Autodesk CALS Toolsの標準機能について
- AutoCAD2018形式入出力
- JW_CADデータ読み込み
- SXF Ver. 3.1対応
- レイヤ自動振り分け機能
- 横断図シート機能
- CAD製図基準チェック機能
- 自動修正機能
- 一括変換
- ビューポート/レイアウトのフリーズ設定の対応
- 重複線、ショートベクトルの確認
詳細についてはAutodesk社のHPにてご確認できます。
Autodesk CALS Tools
Autodesk CALS Toolsの専用オプションについて
専用テンプレート
- 追加された・省庁、工種、図面種別へのレイヤ振り分けや、CAD製図基準(案)のチェック、自動修正が行えます。
- ユーザーテンプレート作成時に追加されたテンプレートを参照することができます。
SXF図面エディタ
- SXF図面の作成、編集にかかわるCADのフル機能が搭載されます。
ラスタ編集システム※SXF図面エディタが必要です
- ラスタの追加、削除、切り取り、修正等の機能が搭載されます。
- ラスタ、ベクタ変換、登録が可能になります。
拡張土木図面作成システム※SXF図面エディタが必要です
- 土木専用コマンドが追加されます。
概略道路設計システム※SXF図面エディタと拡張土木図面作成システムが必要です
- 概略道路設計に特化した標準断面設計や土量計算、側溝自動作図などの機能が追加されます。
地図XML入力システム※SXF図面エディタが必要です
- 無償公開された全国の登記所備付地図の電子データ(地図XML)を有効活用できます。
完成平面図作成支援システム
- 道路工事完成図等作成要領に基づいた完成平面図データの作成が行えます。
※30地物情報の属性入力(付加) ※データ確認機能 ※図面チェック機能
※自動修正機能 ※座標系の設定 ※完成平面図作成時に最低限必要な図面編集機能、他
Autodesk CALS Toolsの専用オプションの販売について
株式会社ビッグバンでは、Autodesk CALS Toolsに対応した「工種テンプレート」と「専用オプション」を販売いたします。
製品のカタログはこちらからご覧いただけます。
Autodesk
CALS Tools 2025 専用オプションカタログ
テンプレート
Autodesk CALS Toolsでレイヤ振り分け・図面チェックを行うには、別途テンプレートが必要となります。※ 国土交通省道路設計は標準装備
テンプレートとは、基準案に則したレイヤ名、線色、線種、線幅が設定してあるデータベースのことを言います。
工事の内容に応じて導入します。
Autodesk CALS Tools 2025専用テンプレートの図面種別一覧表はこちらからご確認できます。
Autodesk
CALS Tools 2025専用テンプレートの図面種別一覧表
- 工種テンプレートA ― 国土交通省
- 10工種、152図面
地下構造物設計、橋梁設計、砂防構造物設計、地質、地下駐車場設計、
河川構造物、ダム本体構造設計、トンネル設計、海岸構造設計、都市施設設計
- 工種テンプレートB ― 機械設備
- 国土交通省 2工種、23図面
水門設備、揚排水ポンプ設備等
農林水産省 5工種、58図面
水門設備、揚排水ポンプ設備等、除塵設備、バルブ設備、鋼製付属設備
- 工種テンプレートC ― 港湾
- 1工種、10図面
港湾構造物設計
- 工種テンプレートD ― 農林水産省
- 10工種、93図面
頭首工・ポンプ場実施設計、排水路実施設計、農道橋実施設計、
ため池改修実施設計、用水路(開水路)実施設計、
パイプライン実施設計、ほ場整備実施設計、水路トンネル実施設計、
農道実施設計、地すべり実施設計
- 工種テンプレートE ― NEXCO
- 10工種、97図面
9工種、89図面【複合工種】
各項目共通、舗装設計、橋梁上部設計、造園設計、道路設計、
橋梁設計、トンネル設計、連絡等休息施設設計、橋梁下部設計、標識設計
- 工種テンプレートF ― 下水道事業団
- 12工種、98図面
共通、土木、建築、建築機械設備、建築電気設備、機械設備、電気設備、
下水道基本構想、公共下水道全体計画、下水道法事業認可設計、都市計画決定、都市計画事業認可
専用オプション
道路工事における電子納品の完成平面図作成を強力に支援します。
- SXF図面エディタ
-
このオプションを導入すると、図面編集機能が装備されます。Autodesk CALS Tools上で図形の編集・新規作図が可能となります。
DWG図面をAutodesk CALS Toolsに読み込んだ後、図面の編集(線の追加、削除、文字の追加・修正等)をする場合がしばしば発生します。
修正する場合は一旦DWGへ上書き保存後、AutoCADへ再度読み込ませて修正を行います。
この操作を何度も繰り返すのですが、次第に煩わしく感じてきます。
本オプションを利用することで、この煩雑な作業を減少させ、納品図面完成までの時間を短縮することが可能となります。 -
- タブ切り替え方式による、わかりやすい操作体系
画面上部に設置されるタブを切り替えることで、作図・編集用のコマンドが表示されます。
タブ・コマンドボタンともに日本語表示なので、マニュアルを閲覧することなく、直感的に操作が可能です。 - 拡張グリップ
要素を選択すると、関連するコマンドを自動表示します。 - 重複図形、ショートベクトル
画面中の重複図形、ショートベクトルを確認できます。また、重複図形は一括削除が可能です。これによりデータ量を軽くすることができます。 - 縦横異縮尺
縦方向・横方向それぞれ異なる縮尺が設定できます。
また、数学座標系、測地座標系も選択できます。
- タブ切り替え方式による、わかりやすい操作体系
- ラスタ編集システム
- AutoCADでは不可能なラスタデータに対しての様々な修正・加工が可能となります。※別途 " SXF図面エディタ " が必要です。
-
- ラスタスナップ
ラスタデータの端点・交点・線上点を自動認識します。 - ラスタ-ベクタ変換
ラスタデータをベクタデータに変換します。 - ベクタ-ラスタ変換
ベクタデータをラスタデータに変換します。 - 擦り付け
複数のラスタデータを1枚のラスタデータへと合成します。
SXF Ver.2はラスタデータ1枚のみ保存となっています。Ver.2でデータ交換する場合利用します。 - 閉領域塗り
データ色で囲まれた領域を自動認識して、ワンクリックで塗ることができます。 - 補正
ラスタデータのゆがみを修正します。 - トレース
選択したデータ色に対して、ベクタデータをトレースします。 - 画像読込み
tif(ラスタ)データの他に、bmp、jpeg、pngデータが読込可能です。 - その他
ゴミ取り・穴埋め、作図等。
- ラスタスナップ
- 拡張土木図面作成システム
- 土木施工図面の作図を容易にするオプションです。
※別途 " SXF図面エディタ " が必要です。 -
- SIMAデータ読込
- トラバース・逆トラバース
- 土量計算
土量計算から集計表を作成。 - 面積計算
座標・三斜・ヘロン法で面積を計算。 - 法面記号
- 路面標示
路面標識やゼブラゾーン、横断歩道等を簡単に作成することが可能。 - 土木図形
水位記号、地表面記号等を簡単に作図。 - 土木ハッチング
砕石、コンクリート等の土木用図形を簡単にハッチング。 - 構造物
擁壁や側溝などの構造物の寸法値を指定して構造物を作図することが可能。 - GPS写真配置
位置情報付きの画像ファイルを平面図の撮影位置から引き出して配置。 - KML/KMZ保存
図面をGoogleEarthで読込めるKML/KMZファイルに出力。 - その他
座標一覧、測点変換、簡易断面、クロソイド他。
- 概略道路設計システム
- 概略道路設計に特化した標準断面設計や土量計算、側溝自動作図などを行うオプションです。※別途 " SXF図面エディタ、拡張土木図面作成システム" が必要です。
-
- 縦横断図作成
- 標準断面設定
標準断面を設定して横断データを一括作成。 - 土量計算
平均断面法による土量を計算。
EXCELにエクスポート可能。 - 側溝・土量表自動作図
側溝・土量表を自動作で作図。
作図した土量表を土量集計することも可能。
- 地図XML入力システム
- 令和5年1月23日から新たに加工可能なデータをG空間情報センターにて公開しています。生活関連・公共サービス関連情報との連携や、都市計画・まちづくり、災害対応などの様々な分野で、地図データが広く利用できます。
※別途 " SXF図面エディタ " が必要です。 -
- 地図XMLをCADデータとして入力
- CAD編集が可能になり、面積、点間距離の確認も可能
演算機能で区画構成点数の確認、各地番面積、累計面積確認など豊富な活用が可能 - 地図XMLデータリストCSVファイルから地番地区名から選択して読込可能
- 公共座標が設定されている地図XML
- 完成平面図作成支援システム
- 「道路工事完成図等作成要領(以下 "要領")」に則した完成平面図の作成が可能となります。
この要領は道路の維持管理を利活用するため、該当する電子情報を施工段階で図面に付与することを目的に策定されました。
要領では30地物への属性付与方法、レイヤ名、作図方法など完成平面図の作成方法がこと細かく規定されています。
このオプションを導入すれば、簡単に完成平面図を作図することが可能です。 -
- 属性付与機能
測点、距離標、道路中心線、車道部等要領に定められた30地物に対し簡単に属性を付与。 - チェック機能
面、線、点が要領に則して作図されているか、属性情報が要領に則して付与されているか等をチェックします。
不都合箇所は可能な限り自動修正を行います。 - 図形編集機能
線分の折れ線化(要領上、スプライン、クロソイド、楕円弧は折れ線とします)。
面の形状修正(隣接した面どうしは接合箇所を一致させます)。
- 完成縦断図作成システム
完成縦断図を作成することが可能。完成平面図の測点から各入力項目を取得することも可能です。
完成平面図に測点属性を入力する際、縦断図から測点名、追加距離、高さ、左右勾配の抽出が可能です。 煩わしい測点ごとの属性入力を軽減します。
完成平面図と完成縦断図の整合性をチェックする機能があります。
- 属性付与機能
その他
- 年間保守契約
- テンプレート
- CAD製図基準変更によるテンプレート無償提供
- Autodesk CALS Toolsバージョンアップに伴うテンプレート無償提供
- 電気通信設備、測量成果テンプレートの無償提供(サポート対象外)
- テンプレート以外のオプション
- サポート専用フリーダイアル
- 最新版へのシステムアップ
- 最新リビジョンへの更新
- リモートコントロールソフトによる遠隔操作サポート
※ Autodesk、AutoCADは、米国および、またはその他の国における Autodesk, Inc. の登録商標または商標です。その他のブランド名、製品名、商標は、該当する各社に帰属します。