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BV Family Ver.16 AST 新機能紹介(詳細)

BV Familyがユーザー皆様からの要望点を大幅に取り入れ、バージョンアップしました。
Ver.16で追加された主な新機能についてご紹介します。

本体

共通・システム

TIN要素
CAD要素に「TIN」を追加しました。
マウスカーソル
マウス操作で、指定したウィンドウ位置に移動できる機能を追加しました。
高解像度ディスプレイ対応
レイヤ表示ツールボックス・シート表示ツールボックスの番号、及び分割表示(レイヤ・シート)の番号の文字を、高解像度ディスプレイに対応しました。
起動
システムユニットが未装着の場合、「起動エラー」ダイアログが表示されます。システムユニットを装着してOKをクリックすると、再度プロテクトチェックを行い装着されている場合は起動するように対応しました。

表示・ファイル入出力機能

BV Finder
ツリービュー、ファイル一覧(選択・検索・履歴)、ショートカット一覧で選択したフォルダーとファイルから、エクスプローラーを開く機能を追加しました。
SVGファイル出力
カレント図面をSVG形式に保存します。
※SVG:Scalable Vector Graphics WEBブラウザで開けるファイル形式
Webブラウザで図面を確認できます。
SVG一括変換
複数の図面を一括でSVG形式に変換できます。
PDF出力
マクロ属性の設定で「URL」が設定されている図形を、リンク情報を付加してPDFファイルを出力する機能を追加しました。
※対象要素:塗図形・画像・ラスター
DWG出力
DWG出力に、「ByLayerへの変換」の設定を追加しました。
・変換しない・・・線色、線種、線幅をByLayerに変換しないで出力
・レイヤ設定で変換する・ ・ ・レイヤに設定された線色、線種、線幅と一致する要素をByLayerに変換して出力
・最も多い属性で変換する・ ・ ・同一レイヤの中で最も使用数の多い線種、線色、線幅の要素をByLayerに変換して出力
JWC/JWW入力
要素がないシート・レイヤを削除して読込む機能を追加しました。
一括変換
一括変換ダイアログで外部入出力設定ができるようになりました。
ファイル名コンバート
電子納品用のファイル名に変更するコマンドを追加しました。
またファイル名を表題欄情報にある図面番号に変換したり、ライフサイクルや改訂履歴をまとめて変更することも可能です。
※CAD製図基準アシストT2オプションが必要
表題欄情報
その他4〜その他10を追加しました。
※SXF出力時にはその他の項目名を編集している場合は破棄されます。
図面情報
開いている図面の情報を確認するコマンドを追加しました。

印刷

範囲追加
範囲追加コマンドに、印刷範囲を複写する機能を追加しました。
範囲保存
印刷範囲で指定した範囲ごとに図面保存できるようになりました。
範囲移動
印刷範囲の原点に「左中」「中上」「右中」「中下」を追加しました。
選択方式をトグルボタンから原点選択コントロールに変更しました。

作図機能

円/径一括変更
グループ化した円と円弧の半径を一括で変更する機能を追加しました。
弧(始点・終点・孤長)
孤コマンドに、始点・終点・孤長を指示して円弧を作図するモードを追加しました。
スプライン/サイン曲線
サイン曲線(折れ線)を作図します。
スプライン/カテナリー曲線
区間を指定後弛みパラメータをキー入力し、電線の垂れ下がり曲線を作図します。※BV CAD/LT除く
文字(カウントアップ)
文字/新規コマンドにカウントアップ機能を追加しました。
文字(文字囲み)
指定した文字要素に、ボックス・円・楕円・アンダーラインを付加します。
寸法線/半径寸法(マウス指示)
作図/寸法−円弧で、半径寸法を作図する際、半径寸法の寸法線をマウス指示するモードを追加しました。
寸法線/引出し寸法
引き出し線の座標表示に「オフセット機能」コマンドを追加しました。
基準点指示後引き出し位置を指定して、表示される座標値にオフセットがかかります。
寸法線/引出し寸法(角度取得)
作図/寸法−引出し寸法で、Type1とType2の作図時に、引き出し線の角度を近隣の対象要素から取得できるモードを追加しました。
※対象要素:線・折れ線・引き出し線
寸法線(丸め設定)
寸法線と勾配の丸め設定に、整数部で丸める設定を追加しました。

編集機能

線変更(1本変更)
垂・平コマンドと2点結コマンドの矢印設定と、線変更の矢印設定の連動を分離するよう変更しました。
線変更(レイヤ依存一括変更)
レイヤ依存一括変更コマンドで、各レイヤで一番使用しているペンをレイヤ依存に設定する機能を追加しました。
コーナー
コーナーコマンドの右クリックで切断できる対象要素に折れ線、スプラインを追加しました。
伸縮
両方向に伸縮するモードを追加しました。
複写・移動/回転伸縮
複写、移動後に回転と伸縮ができる機能を追加しました。

データ

イメージ読込
PNG形式の画像ファイルの読込に対応しました。
PNG(*.pgw)のワールドファイルの読込に対応しました。
イメージ登録
PNG形式の画像ファイルの保存に対応しました。

3Dビューア

STL出力
3Dビューに表示されている面やTINをSTL形式ファイルに保存する機能を追加しました。 ※STL:Standard Tessellation Language 三次元形状を表現するファイル形式
※3Dプリンターに出力する時は、Windows11・10対応のアプリケーションソフトを使用して調整して出力してください。※BV CAD/LTは除く
LandXML(Surface)
3DビューアにLandXML出力を追加しました。※BV CAD/LTは除く
色分け表示
色分け表示機能を追加しました。
色分け設定で指定した標高により表示色を変更して描画します。
※BV CAD/LTは除く

補助

データ内容(塗図形)
データ内容コマンドの塗図形は背景色を変更できるようになりました。
演算(計測コマンド)
2点間距離などの計測系コマンドで表示される計測結果ダイアログの表示位置の設定を追加しました。
2点間距離
2点間距離コマンドでLXとLYの文字配置に対応しました。
2点間距離(斜距離)
2点間距離コマンドに斜距離(3次元上の距離)を計測する機能を追加しました。
距離方向角
距離方向角コマンドを追加しました。
始点〜終点の2点間の距離と方向角を測定します。
レイヤ・割込みレイヤ・シート/分割表示
マウスホイールで各図面ビューをZOOMする機能を追加しました。
レイヤ検索
レイヤ検索機能を追加しました。
レイヤ名かレイヤコメントをキーワードに該当するレイヤを検索し書込みレイヤに設定します。

ツール

日本語メニュー大・中・小・2のコマンド設定
設定画面の右側のコマンドボタンを、Ctrlキーで複数選択できるように対応しました。
複数選択して削除、文字色、背景色が変更できるようになりました。
ただし複数選択時は、コマンド設定はできなくなります。

その他

環境移行ツール
CADのメニュー位置をリセットする(デフォルト位置に戻す)機能を追加しました。
電子署名
インストールされるファイル、インストーラ自体に電子署名が付加されました。

オプション

拡張土木オプション

3D
TIN読込、TIN生成、TIN編集コマンドを追加しました。
  
TIN編集で移動・挿入、削除、反転ができます。
TIN生成コマンドを追加しました。
簡易断面
図面から断面取得時に、「取得時にTINを対象にする」「Z座標がない交点を取得する」機能を追加しました。
拡大図
矩形、円形で指定範囲の拡大図が作成可能です。
特殊線
特殊線の種類にその他4を追加しました。
クロソイド
2線を指示してクロソイド曲線を作図するモードを追加しました。
諸元表を配置する際に、表ダイアログを表示しない設定を追加しました。
縦横断図-測点一覧
コマンド起動時、図面から取得の測点一覧のグリッドにポップアップを追加し、「追加」「挿入」「削除」機能を追加しました。
「測点名」「計画高」のみ編集から「追加距離」の編集ができるよう対応しました。
縦横断図-測点一覧(図面から取得)
挿入した測点に計画高が未入力の場合、前後の測点から比例計算した値が反映されるようになりました。
縦横断図-横断設定
横断設定でTINの交点を取得できるようになりました。
LandXML入出力ができるようになりました。
※概略道路オプションが必要
縦横断図-計画縦断
未入力のVCLを「0」と判断するようになりました。
縦横断図-現況縦断
図面の縦断図のDL線と現況線を指定して、現況の測点名、測点種別、追加距離、地盤高を現況グリッドに反映させる機能を追加しました。
縦横断図-作図設定(縦断図)
縦断表の項目で並び順の変更が可能になりました。
縦横断図-縦断取込
縦断から横断に測点と高さが任意で連動出来るようになりました。

3D構造物作成オプション

3Dデータ作成
平面図と断面図から3D構造物データを作成することができます。
図面から線形を取得します。
形状マスタを登録して線形に割り当てます。
LandXMLデータとの合成
Land xmlデータを読み込んで作成した構造物と合成することができます。
外部出力
作成した3D構造物データをDWG/DXF/3DPDF/JPEGに出力できます。
3D構造物作成オプション紹介ビデオ
約10分で3D構造物作成の流れを紹介しています。(約180MB)
画面上で右クリックして「新しいタブでビデオを開く」で、大きく再生できます。
縦断編集(シート編集)
シート管理から「新しい縮尺(X)」「新しい縮尺(Y)」に作成したい尺度を入力することで、任意の縮尺を持ったシートに変更可能です。
用紙の「新しい縮尺(X)」「新しい縮尺(Y)」を変更した場合は、自動で新しいシートが作成されます。
縦断編集(計測)
縦断編集画面で計測ができます。
形状マスタ
形状マスタファイル(*.xasm)のインポート、エクスポートができます。

その他オプション

CAD製図基準アシストT2オプション
電子納品用ファイル名に変更するコマンドを追加しました。
従来のCAD製図基準アシストツール(建築版)のレイヤリスト作成機能を追加しました。
※従来のCAD製図基準アシストツール(建築版)は廃版